【第24回 社員の昇給と黒字経営の継続について】2017年12月01日
【登場人物】
黒田 健 …黒田工業㈱の社長。創業30年。建設業を営むベテラン社長。
白山 ひかる…白山運輸㈱の若手社長。創業3年目。運輸業を営む。
桃井 さくら…商工会議所の若手経営指導員
社員の昇給による経費の負担増に不安を
覚えるひかるに対してその必要性を説く健さん。
人件費・労働分配率など会社にとって悩ましい
ワードから見えてくる経営者としての考え方に
ついて解説していきます。
○白山社長
こんにちは~健さん、さくらさん
○黒田社長
昨日は厚木の酉の市に行ってきたよ!
○桃井指導員
私も行ってきました、賑やかでしたね。
○白山社長
商売繁盛もいいんだけど、
ちょっと教えて欲しいことがありまして・・
○黒田社長
何の話だい?
○白山社長
毎年昇給していくと、業績が上がらない会社は
その分だけ赤字になっちゃいますよね?
○黒田社長
ははは、そりゃそうだな、
業績というよりはその他の固定費が同額なら
人件費を増やした分だけは最低でも粗利を
増やさないと利益は減るよな。
○桃井指導員
人件費が上昇しても労働分配率は上がらないのが
理想というお話を聞いたことがありますよ。
○黒田社長
そういうことだね!
ひかるさ、経営者の使命って何だと思う?
色々あると思うけど、俺は社員の昇給を
しっかりとすることだと思うんだ。
○白山社長
つまり給料のUPを前提として結果を
出せってことですね!
○桃井指導員
経営者の皆さんの一番の試練かもしれませんね。
○黒田社長
そうだな、
人の出入りもそうだけど
長く経営していれば毎年色々あるからな。
経営で大事なことはトータルで結果を
出していくということだよ。
○白山社長
はい、「昇給は社長のミッション」
ということで頑張ります。