【第34回 起業するってどんな感じ?~幼少期にみたメルヘンな世界から~】2018年10月01日
【登場人物】
黒田 健 …黒田工業㈱の社長。創業30年。建設業を営むベテラン社長。
白山 ひかる…白山運輸㈱の若手社長。創業3年目。運輸業を営む。
桃井 さくら…商工会議所の若手経営指導員
【前書き】
社会人なら誰もが一度は憧れる起業。ベテランの経営者として
ひかるとさくらに起業の醍醐味を説く健さん。
起業したときに見えた世界と幼い頃父親から聞いたメルヘンな話から
感じた感動の景色との共通点について健さんが語ります。
○さくら
健さん、ひかるさん、おはようございます!
○ひかる
今日のテーマは「起業の醍醐味」でしたよね?
○健さん
そうだったな、今日はすべらない話を用意してきたぞ。
○健さん
俺の親父(オヤジ)は若いころ、趣味で狩猟をしてたんだ。
○さくら
昔は狩猟する人は結構多かったと聞きますね。
○健さん
その親父が、そうだな、俺がまだ幼稚園か小学1年生の頃かな?
となりで寝ていた俺によくこんなメルヘンチックな話をしてくれたんだ。
○ひかる
メルヘンですか???
○健さん
そうなんだ、ある日親父が鉄砲担いで高い山を登っていたところ、
頂上まであと少しのところで、目の前が断崖絶壁になったらしいんだ。○さくら
そしてお父さんはどうされたんですか?
○健さん
一旦は諦めかけたんだけど、何度もチャレンジして何とか
山の頂上まで辿り着いたらしいんだ。
○ひかる
そしたら??
○健さん
そしたら、なんとそこには、
「綺麗に整備されている広々とした動物たちの運動場があった。」
っていうんだ。
そして親父は、木陰に隠れてそっと運動場を見ていたら、
色んな動物たちが集まってきて、楽しそうに走り回って遊んでいて、
俺は感動したと・・・。
○健さん
この話を何度も聞かされていた健少年は,
いつかはその運動場に行ってみたいと思ってたんだ。
○ひかる
メルヘンですね~、ただそれと起業がどう繋がるんですか?
○健さん
自分で事業を起こし経営を始めた時、それまでとは
全く違う世界が見えてきたんだ。
どこまでも自由で広々としていて、
まるで親父が話してくれた
動物の運動場のようだったんだ。
○健さん
でもその運動場も自らが行ってみなければわからない。
つまり、起業してみないことにはその景色を
見ることはできないんだ。
○さくら
起業するということは自らの手で
新しい世界を切り開くことなんですね。
○ひかる
ぜひ起業を目指す方に聞いてほしいお話しでしたね!