【第8回 社長の平均年齢と業績に関係があるってホントなの?】2016年08月02日
【登場人物】
黒田 健 …黒田工業㈱の社長。創業30年。建設業を営むベテラン社長。
白山 ひかる…白山運輸㈱の若手社長。創業3年目。運輸業を営む。
桃井 さくら…商工会議所の若手経営指導員
ネットで社長の年齢調査を見た健さん。
年齢の高さと赤字の割合は比例するというデータに対して
一人の経営者として健さんとひかるが思うこととは・・・
○黒田社長
この間さ、ネットを見てたら全国の中小企業の社長の年齢調査ってのがあってさ。
○白山社長
へぇ~、健さんもネット見るんすか?
○桃井指導員
何か傾向とかありましたか?
○黒田社長
簡単にいうと、平均年齢は60歳を超えていて、かつ4人に1人が70歳以上なんだって。
○桃井指導員
まぁそうでしょうね、この間の国勢調査でも4人に1人が65歳以上って報道されてま
したからね。
○白山社長
もっと若い経営者が増えればいいのにな・・。
○桃井指導員
社長の事業承継が遅れているのもありますが、若い方の起業も少ないのかしら?
○白山社長
自分で事業を始めると不安もあるけど、でもどこまでも自由で広々としていて、
楽しいのになぁ~。
○黒田社長
ひかるくん、俺にも話をさせてくれ、もう一つの特徴は、社長の年齢が高いほど
赤字会社が多く、収益も減少傾向にあるらしいんだ。
逆に増収増益の企業の社長で、年齢層の割合が一番高いのは30代以下らしいんだよ。
○白山社長
そうですか、でも「ベテラン経営者もっと頑張れ!」なんて本人を前にしては言えないですよね。
○黒田社長
そうだな厚木も例外じゃないだろうし・・・。
俺もベテラン社長の一人として頑張るぞ、何だか気合いが入ってきたよ。
○桃井指導員
そうですよね、健さんの「情熱」は年齢を重ねるにつれ増すばかりですね!
執筆者 P/N らいおんハート