厚木王子高校生が取材!【KISTEC-地方独立行政法人神奈川県立産業技術総合研究所-】2024年10月23日
今回神奈川県立厚木王子高等学校の生徒が、デュアルシステム(職業訓練)の一つとして、中小企業等の技術支援機関の業務内容や支援事例を学ぶため、実際に現地を訪れ、取材・撮影を行い、記事(ホームページ)を作成しました。以下、厚木王子高校生によるKISTEC-地方独立行政法人神奈川県立産業技術総合研究所-の取材記事になります。
※「デュアルシステム(日本版)」とは、専門高校生の実践力の向上,勤労観・職業観の育成を目的として,学校での座学と企業での実習を組み合わせて行う新教育システムです。
KISTEC-地方独立行政法人神奈川県立産業技術総合研究所-
《KISTECってなに?》
地方独立行政法人神奈川県立産業技術総合研究所(Kanagawa Institute of Industrial Science and Technology)を略して『KISTEC』(きすてっく)。中小企業等のイノーベーションの創出支援を行っています。
《もっと知りたい!KISTEC!!》
ここからは、KISTECが行っている技術支援について詳しく説明!
【材料試験機】
写真に写っている機械が材料試験機です。材料試験機ではゴムやプラスチックの強さをはかっています。使い方は、実際に素材を引っ張ったとき・圧縮したときにどれくらいの力を持っているか見ることが出来ます。
質問タイム!
Q,どれくらいの力をかけることが出来るの?
A,上の写真は樹脂専門の機械で最大5トンまでかけることが出来ます。これより大きくなった、金属用の材料試験機では100トンまで対応することが可能です。
【トライボ実験室】
トライボロジー多機能試験機によるすべりやすさの指標となる、摩擦係数や表面被膜の密着強度を測定できる機械です。日本トライボロジー学会で受賞されている方もいらっしゃいます!
質問タイム!
Q,一回の試験にどのくらいの時間がかかるのか?
A,人によるが、通常30分程度かかる。
トライボロジーとは?
潤滑、摩擦、摩耗、焼付き、軸受設計を含めた「相対運動しながら互いに影響を及ぼしあう二つの表面の間におこるすべての現象を対 象とする科学と技術」です。
トライボロジーの科学と技術から、機械や部品の低摩擦、低摩耗、表面損傷の低減を実現し、私たちの社会の省エネルギーおよび省資源に貢献しています。
参考リンク:トップページ|一般社団法人 日本トライボロジー学会 (tribology.jp)
超音波映像装置
電子部品・金属樹脂材料などにおける空隙、割れ、剥離などの欠陥を超音波を用いて検出し映像化する装置です。水槽の中に水が入っていて、サンプルを水に浸けた状態で測定します。
質問タイム!
Q,水につけたくない場合どうする?
A,理論上はアルコールや油など、水以外の液体でも超音波が通れば測定はできますが、当所では水以外の液体を使用した試験には対応していません。
3Dプリンター
3Dプリンターを使用した試作開発の支援を行っています。例えば、靴のアウトソールやスマホケースなどの工業用品を試作しています。
質問タイム!
Q,製作するのにどのくらいの費用が掛かる?
A,造形費用は造形品の寸法と個数で稼働時間と材料費が決まり、それに基づいて料金が確定します。
事業所名 | 地方独立行政法人神奈川県立産業技術研究所(KISTEC) |
住所 | 〒243-0435 神奈川県海老名市下今泉705-1 |
電話 | 046-236-1500 |
受付時間 | 8時30分~17時15分 |
URL | | KISTEC|(地独)神奈川県立産業技術総合研究所 |